製品名、作物、病害虫や雑草名で検索できます。

製品紹介

カイガラムシ、カミキリムシなどに速効作用。
日産ダーズバン乳剤40

  • 分類:殺虫剤
  • 性状:淡黄色澄明可乳化油状液体
  • 登録番号:農林水産省登録第 11584号
  • 人畜毒性:医薬用外劇物
  • 有効成分:クロルピリホス40.0%
  • 包装:500㎖

【特長】

●接触作用、食毒作用を有する有機リン系殺虫剤で、諸害虫にすぐれた効果を示します。
●カイガラムシ類、ハマキムシ類、カミキリムシ類などに対して速効的に作用し、安定した効果を示します。

【使用方法】

 表は横にスクロールしてご覧頂けます。

適用作物 適用病害虫 使用時期 使用量又は
希釈倍数
液量 使用回数 使用方法
みかん (露地栽培) ハマキムシ類 収穫30日前まで 1500倍 200~700㍑/10a 本剤:2回以内 クロルピリホス:2回以内 散布
みかん (露地栽培) アブラムシ類 収穫30日前まで 1500倍 200~700㍑/10a 本剤:2回以内 クロルピリホス:2回以内 散布
みかん (露地栽培) ヤノネカイガラムシ若齢幼虫 収穫30日前まで 1000倍 200~700㍑/10a 本剤:2回以内 クロルピリホス:2回以内 散布
みかん (露地栽培) コナカイガラムシ類 収穫30日前まで 1000倍 200~700㍑/10a 本剤:2回以内 クロルピリホス:2回以内 散布
みかん (露地栽培) クワゴマダラヒトリ幼虫 収穫30日前まで 1000倍 200~700㍑/10a 本剤:2回以内 クロルピリホス:2回以内 散布
みかん (露地栽培) カミキリムシ類幼虫 収穫30日前まで 100倍 20~70㍑/10a 本剤:2回以内 クロルピリホス:2回以内 樹幹散布
かんきつ(みかんを除く)  ハマキムシ類 収穫60日前まで 1500倍 200~700㍑/10a 本剤:1回 クロルピリホス:1回 散布
かんきつ(みかんを除く)  アブラムシ類 収穫60日前まで 1500倍 200~700㍑/10a 本剤:1回 クロルピリホス:1回 散布
かんきつ(みかんを除く)  ヤノネカイガラムシ若齢幼虫 収穫60日前まで 1000倍 200~700㍑/10a 本剤:1回 クロルピリホス:1回 散布
かんきつ(みかんを除く)  コナカイガラムシ類 収穫60日前まで 1000倍 200~700㍑/10a 本剤:1回 クロルピリホス:1回 散布
かんきつ(みかんを除く)  クワゴマダラヒトリ幼虫 収穫60日前まで 1000倍 200~700㍑/10a 本剤:1回 クロルピリホス:1回 散布
ばれいしょ  アブラムシ類 収穫7日前まで 1500倍 100~300㍑/10a 本剤:2回以内 クロルピリホス:2回以内 散布
だいず  ハスモンヨトウ 収穫7日前まで 1500倍 100~300㍑/10a 本剤:2回以内 クロルピリホス:2回以内 散布
だいず  マメシンクイガ 収穫7日前まで 1500倍 100~300㍑/10a 本剤:2回以内 クロルピリホス:2回以内 散布
あずき  アズキノメイガ 収穫7日前まで 1500倍 100~300㍑/10a 本剤:3回以内 クロルピリホス:3回以内 散布
あずき  アブラムシ類 収穫7日前まで 1500倍 100~300㍑/10a 本剤:3回以内 クロルピリホス:3回以内 散布
てんさい  ヨトウムシ 収穫45日前まで 1500倍 100~300㍑/10a 本剤:2回以内 クロルピリホス:2回以内 散布
てんさい  カメノコハムシ 収穫45日前まで 1500倍 100~300㍑/10a 本剤:2回以内 クロルピリホス:2回以内 散布
てんさい  アブラムシ類 収穫45日前まで 1500倍 100~300㍑/10a 本剤:2回以内 クロルピリホス:2回以内 散布
茶  チャノコカクモンハマキ 摘採14日前まで 1000~1500倍 200~400㍑/10a 本剤:2回以内 クロルピリホス:2回以内 散布
茶  チャハマキ 摘採14日前まで 1000~1500倍 200~400㍑/10a 本剤:2回以内 クロルピリホス:2回以内 散布
茶  クワシロカイガラムシ 摘採14日前まで 1000倍 1000㍑/10a 本剤:2回以内 クロルピリホス:2回以内 散布
たまねぎ  ネギアザミウマ 収穫21日前まで 1000~1500倍 100~300㍑/10a 本剤:2回以内 クロルピリホス:2回以内 散布
たまねぎ  ネギハモグリバエ 収穫21日前まで 1000倍 100~300㍑/10a 本剤:2回以内 クロルピリホス:2回以内 散布

効果・薬害等の注意
●石灰硫黄合剤、ボルドー液等アルカリ性薬剤との混用はさけてください。
●ヤノネカイガラムシに対しては発育が進むと効果が落ちるので若令幼虫期に散布してください。
●だいずの新葉に散布した場合、変色等の薬害を生じるおそれがあるので注意してください。散布後の新たな展開葉には影響は認められません。
●かんきつに対し、施設内で使用すると薬害の恐れがあるので、施設内での散布はひかえてください。
●蚕に対して影響があるので、周辺の桑葉にはかからないようにすること。
●ミツバチに対して影響があるので以下のことに注意してください。
①ミツバチの巣箱及びその周辺にかからないようにしてください。
②受粉促進を目的としてミツバチ等を放飼中の施設や果樹園等では使用を避けてください。
③関係機関(都道府県の農薬指導部局や地域の農業団体等)に対して、周辺で養蜂が行われているかを確認し、養蜂が行われている場合は、関係機関へ農薬使用に係る情報を提供し、ミツバチの危害防止に努めてください。
●自動車などにかからないようにしてください(塗装汚染)

安全使用上の注意
●医薬用外劇物。取扱いには十分注意してください。誤って飲み込んだ場合には、吐かせないで直ちに医師の手当を受けさせてください。本剤使用中に身体に異常を感じた場合には直ちに医師の手当を受けてください。
●本剤の解毒剤としては、動物実験で硫酸アトロピン製剤が有効であると報告されています。
●原液は眼に対して強い刺激性があるので、散布液調製時には保護眼鏡を着用して薬剤が眼に入らないよう注意してください。眼に入った場合には直ちに十分に水洗し、眼科医の手当を受けてください。
●本剤は皮膚に対して刺激性があるので皮膚に付着しないよう注意してください。付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落としてください。
●散布の際は、防護マスク、不浸透性手袋、不浸透性防除衣などを着用してください。作業後は直ちに身体を洗い流し、うがいをするとともに衣服を交換してください。
●作業時に着用していた衣服等は他の物と分けて洗濯してください。
●かぶれやすい体質の人は取扱いには十分注意してください。

魚毒性等
水産動植物(魚類、甲殻類)に強い影響を及ぼす恐れがあるので、河川、湖沼、海域及び養殖池に本剤が飛散、流入する恐れのある場所では使用しないでください。使用残りの薬液が生じないように調製を行い、使いきってください。散布器具および容器の洗浄水は、河川等に流さないでください。また、空容器、空袋等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理してください。