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ベルダーシリーズ

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新成分「ベルダー」とは

日産化学(株)が発明・開発した新規除草成分「ベルダー」。従来の対ホタルイ成分とは異なる作用性を持つため、年々ガンコになっているホタルイにも卓効を示します。さらに「ベルダー」は、ホタルイ以外の多年生カヤツリグサ科雑草(クログワイ・コウキヤガラ)にも卓効を示します。幅広い殺草スペクトラムを持つため、単なるホタルイ剤としてではなく、混合剤の1成分として真価を発揮、水田除草の効率化に貢献します。

●年々ガンコになるホタルイに卓効!
従来の対ホタルイ成分とは異なる作用性で、高温でも低温でも効果が安定します。
●多年生カヤツリグサ科雑草にも効く!
クログワイ、コウキヤガラなど、防除の難しい多年生雑草にも卓効を示します。
一般名 ジメスルファゼット (ブランド名:ベルダー®)
化学名 2’-[(3,3-ジメチル-2-オキソアゼチジン-1-イル)メチル]-1,1,1-トリフルオロメタンスルホンアニリド
融点 130.1〜131.3℃
水溶解度 75㎎/ℓ(20℃)
分配係数 Log Pow = 2.6(20℃)
人畜毒性 普通物* 相当
経口/経皮 ラット(♀) LD50 > 2000㎎/㎏
水生生物毒性 コイ(96h)    LC50 > 100㎎/ℓ
オオミジンコ(48h) EC50 > 84㎎/ℓ
化学構造式
構造式

*毒劇物に該当しないものを指していう通称

公式Youtubeチャンネルで
ベルダーの動画を公開しています!

農業応援TUBEサムネール1
農業応援TUBEサムネール2

「ベルダー」は、多年生を含めた幅広いカヤツリグサ科雑草に優れた効果があります。

◎ベルダーの殺草スペクトラム (赤字はカヤツリグサ科)

発生前
生育期

ベルダー薬量:15g a.i./10a  薬剤処理:30〜45日前後の観察評価値

上のレーダーチャートはベルダーの殺草スペクトラムを示しています。ベルダーはホタルイだけでなく、クログワイ、コウキヤガラ、タマガヤツリ、ヒナガヤツリなど多年生を含めたカヤツリグサ科雑草を広くカバーします。逆に一年生イネ科雑草のノビエや、アゼナ・コナギなどの一年生広葉雑草へは実用的な活性がありません。この特長を生かした混合剤開発に努めています。

年々ガンコになるSU抵抗性ホタルイにも卓効を示します。

試験

試験場所:埼玉県白岡市 日産化学生物科学研究所温室内 ベルダー薬量:15g a.i./10a 薬剤処理日:2022年8月17日 対象雑草:SU抵抗性イヌホタルイ生育初期

上の試験はポットにSU抵抗性イヌホタルイの種子を撒き、生育初期にベルダーを15g ai/10a処理したものと無処理のものを比較、処理14日後、28日後、48日後を比較撮影したものです。ベルダーを処理した抵抗性イヌホタルイは処理14日後の段階で成長が止まり、28日後には褐変、42日後に枯殺されていることが分かります(当然ですが無処理は大きく成長しています)。この試験からも、SU(スルホニルウレア)系除草成分に抵抗性を獲得したホタルイであっても、ベルダーであればしっかり除草効果を発揮することが確認できます。
下のボタンから、ベルダーがホタルイを枯らす様子をタイプラプス撮影した動画をご覧いただけます。

ホタルイの発生を約2ヶ月抑えます(*中干前まで)

観察評価:0=影響なし~100=完全枯死

発生前
生育期

ベルダーは既に生えているホタルイだけでなく、後から生えてくるホタルイに対しても有効です。 上の2つの試験では実際の圃場でベルダーを処理、どのくらいの期間ホタルイの後発生を抑えるかを調査したものです。左側岩手県八幡平の試験では移植4日後に薬剤処理。対照剤はホタルイの後発生が見られたものの、ベルダーは散布60日後でもホタルイの発生をしっかり抑えていました。右側埼玉県白岡市の試験では移植当日に薬剤処理、こちらもベルダーは処理70日後であってもホタルイの発生を抑えていました。このことからベルダーはホタルイの後発生を約2か月間(ただし中干前まで)抑えることができると見ています。田植同時散布など移植後早いタイミングで薬剤散布をしても、長期間ホタルイの発生を抑えることで水田除草の省力化に貢献できると考えています。

ホタルイに対して、高温でも低温でも安定した効果を発揮します。

観察評価:0=影響なし~100=完全枯死

発生前
生育期
生育期

試験場所:埼玉県白岡市 日産化学生物科学研究所温室内 試験温度:低温;10〜20℃、高温;25〜30℃ 試験実施期間:低温;2023年3〜5月、高温;2019年4〜6月 対象雑草:イヌホタルイ生育期 ベルダー標準薬量:15g a.i./10a

除草成分の中には、高温の方が効果を発揮しやすいもの、逆に低温の方が効果を発揮しやすいものがあるようです。 上のデータは低温時(10~20℃)と高温時(25~30℃)に実施した温室内試験の結果を比較したものです。 ベルダーは高温時の処理でも、低温時の処理でも、ホタルイに対して安定した効果を示すことが確認できました。 気温による効果変動が少ない、つまりその年の気候や地域による効果変動のリスクも少なくてすむということが言えると考えています。

ホタルイだけではなく、多年生カヤツリグサ科雑草も長期間抑えます。

観察評価:0=影響なし~100=完全枯死

発生前
生育期

クログワイ発生前処理:日産化学生物科学研究所 温室ポット試験(2021年) コウキヤガラ発生前処理:日産化学生物科学研究所 圃場試験(2022年) ベルダー薬量:15g a.i./10a

ベルダーはホタルイだけでなく、多年生カヤツリグサ科雑草(クログワイ・コウキヤガラ)も長期間その発生を抑えます。上の試験ではクログワイ・コウキヤガラ発生前のポットにベルダーと対照剤を処理、その後の雑草発生状況を観察したものです。 ベルダーは処理後62日、47日の時点でも効果が持続、クログワイ・コウキヤガラの後発生を抑える力があることを確認しました。

土中深くから生えてくる雑草も、しっかり防除。

◎クログワイに対する効果

観察評価:0=影響なし~100=完全枯死

発生深度1㎝
発生深度7㎝

試験場所:埼玉県白岡市 日産化学生物科学研究所温室内 薬剤処理日:2021年5月10日 調査日:処理51日後 対象雑草:クログワイ 発生前(移植深度1㎝、4㎝、7㎝) ベルダー標準薬量:15g a.i./10a

多年生雑草の塊茎は土中深くに形成されることもあり、それが除草の難しさの一要因になっています。ベルダーは多年生カヤツリグサ科雑草にも卓効、これら雑草に活性が高いので、深くから生えてくる個体に対しても優れた効果を発揮します。 上の試験はクログワイの発生深度別に除草効果を確認したものです。ベルダーは発生深度が浅め(1cm)でも深め(7cm)でも、同様に高い除草効果を示しました。このことがクログワイに対する安定した効果に寄与しています。