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Q&A

ラッソー乳剤について

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Q01.ハウスでほうれんそうに使用した場合、散布後何時間で灌水できますか。
ラッソー乳剤は、ほうれんそうやアブラナ科野菜(播種)に対して条件によって薬害を生じる場合があります。散布直後の灌水・大雨では薬剤が下方へ移動し、薬害の原因となります。できれば2-3日は灌水や大雨のない方が安全です。
Q02.露地でほうれんそうに雨の前に使用する場合、問題はありますか。
ラッソー乳剤は、ほうれんそうやアブラナ科野菜(播種)に対して条件によって薬害を生じる場合があります。散布直後の灌水・大雨では薬剤が下方へ移動し、薬害の原因となります。できれば2-3日は灌水や大雨のない方が安全です。
Q03.散布後降雨があると、効果は低下してしまいますか。
降雨や灌水の注意事項は作物に対する影響(薬害)を少なくするためのものです。極端な大雨でなければ、降雨によって除草効果が低下することはありません。むしろ乾燥条件では効果が不十分になることがあります。
Q04.ほうれんそうやアブラナ科作物の薬害症状はどのようなものでしょうか。
ラッソーのほうれんそう、アブラナ科作物に対する薬害は、砂質土壌や土壌水分の高い条件で発生する場合があります。症状は、土壌から出芽しようとしている状態で生育を止めていたり、子葉が出た後の本葉の展開が遅れたりすることが認められます。
Q05.あぶらな科野菜、ホウレンソウで薬害を避けるために気をつけることを教えてください。
特にあぶらな科作物やホウレンソウの播種後散布では薬害面での懸念から、いくつかの注意をお願いしています。中でも土性と土壌水分に注意が必要です。土壌水分が過剰な条件や、散布後に大量の降雨(灌水)があった場合には、水を介して成分が作物の種子周辺へ拡がる可能性が高まります。除草効果は水分が高い方が高まりますが、同時に薬害のリスクも高まってしまいます。よって播種・覆土後に十分灌水を行い、当日土壌表面が乾いたところで散布を行うようにお願いします。また2-3日は灌水を控えてください。
Q06.はくさいの薬害症状はどのようなものでしょうか。
土壌や気象条件などで薬害症状は変わります。過湿な条件や砂質土壌、散布後の降雨(灌水)などで、白斑や、子葉・本葉の変形、抑制が見られる場合があります。
Q07.だいこんの春どり(トンネル栽培)で播種直後の使用は薬害の心配があるでしょうか。
だいこん播種直後処理については、トンネル栽培でも問題ないと考えています。灌水を行う場合は播種直後に行い、土壌表面が乾いてからラッソー乳剤を散布してください。
Q08.大豆でのラッソー乳剤の効果の持続性の目安を教えてください。
大豆では中耕が入る、あるいは降雨や土壌条件でも変動があり、厳密な残効期間を示すのは難しいですが、300ml/10aの薬量でおおよそ4週間程度の残効期間があると考えています。
Q09.キャベツに使用する場合、定植時にすでに発生している雑草にも効果がありますか。
散布時にすでに発生している雑草には効果が劣ります。
Q10.ラッソー乳剤はどのようなメカニズムで雑草を抑制しているのですか。
ラッソー乳剤の作用性は超長鎖脂肪酸の合成を阻害剤と考えられており、出芽直後に細胞膜が形成できなくなり雑草は枯死します。植物種によって反応が異なるのは、作用点の感受性差や代謝する力の差と考えられます。一般には大きな種には効きにくく、小さな種には効きやすい傾向があります。
Q11.ほうれんそうのスベリヒユに悩まされています。ラッソーはスベリヒユに効果がありますか。
残念ながらラッソーのスベリヒユに対する効果は、やや弱い部類に入ります。特にほうれんそうのように低薬量で使用する作物については、効果は期待できません。
Q12.キャベツに使用する場合、使用時期が「定植後8日まで」となっていますが、その時期であれば定植したキャベツに飛沫がかかっても薬害の恐れはありませんか。
通常移植後の全面散布で、その後に発生して来る雑草の防除ができます。キャベツにかかっても大丈夫です。
Q13.スイートコーンに使用する場合、マルチに穴を開けてから播種し、その後その穴にラッソー乳剤を散布する使用方法で不都合はありますか。
穴の部分にだけ薬剤が大量に散布される可能性があり、薬害の危険性が高まります。また透明マルチの場合は全面で雑草発生の可能性がありますので、お勧めできません。播種後に全面に薬剤を散布し、出芽後直ちに穴を切る方法であれば問題ないと思います。但し、出芽後時間をおくとマルチについた薬剤の影響で葉焼けのような症状が出る場合があります。早めに切り取ってください。
Q14.甘藷に使用する場合、使用方法は挿苗後全面土壌散布とありますが、畝間だけでなくマルチの穴からの雑草や芋苗にも散布してよいのでしょうか。
挿苗後の散布は全面散布を前提にしています。畝間だけでなく芋苗にも散布いただいて問題ありません。但しマルチでは開口部に、その面積相当の薬液を土壌散布することになり、現実的ではありません。なぜなら余分に散布してしまう可能性が高いからです。したがって、マルチ掛け後の散布はお勧めできません。
Q15.飼料用とうもろこしに対する生育処理の場合、生育期1~2葉期とあるのは何故ですか。仮に4~5葉期に処理した場合、どのようなことがありますか。
ラッソー乳剤の登録は出芽初期の1~2葉期に限定されています。これはイネ科雑草でも葉齢が進むと効果が劣るためです。登録時期に従ってご使用ください。
Q16.使用するのに、ジョウロと噴霧器、どちらがいいですか。
散布はスプレー式の散布機でお願いします。ジョウロでは10aあたりに100Lの散布は難しいです(撒きすぎてしまいます)
Q17.使用回数1回は、その作物への使用回数でしょうか。作物が変わればまた使用して大丈夫でしょうか。
使用回数は一作物の栽培期間あたりの使用回数の制限です。
Q18.北海道以外の地域で、ラッソー乳剤を馬鈴薯に使用できますか。
馬鈴薯の適用地帯が北海道に限定されており、他地域での使用はできません。
Q19.ほうれんそうの使用時期が「播種直後」とありますが、出芽前と考えてよいでしょうか。また使用してから何日から収穫してよいのでしょうか。
使用時期「播種直後」は播種当日とお考えください。収穫前の日数の制限はありませんが、つまみ菜は不可です。