製品紹介
藻の発生も予防できる水稲用初期除草剤。抵抗性雑草にも優れた効果。
クラールEW
| 適用作物 | 適用雑草 | 使用時期 | 使用量又は 希釈倍数 | 使用回数 | 使用方法 |
|---|---|---|---|---|---|
| 移植水稲 | 一年生雑草 | 植代後~移植7日前又は移植直後~ノビエ1.5葉期 但し、移植後30日まで | 500mL/10a | 本剤:1回 ジメタメトリン:2回以内 ブタクロール:2回以内 | 原液湛水散布 |
| 移植水稲 | マツバイ | 植代後~移植7日前又は移植直後~ノビエ1.5葉期 但し、移植後30日まで | 500mL/10a | 本剤:1回 ジメタメトリン:2回以内 ブタクロール:2回以内 | 原液湛水散布 |
| 移植水稲 | ホタルイ | 植代後~移植7日前又は移植直後~ノビエ1.5葉期 但し、移植後30日まで | 500mL/10a | 本剤:1回 ジメタメトリン:2回以内 ブタクロール:2回以内 | 原液湛水散布 |
| 移植水稲 | ヘラオモダカ | 植代後~移植7日前又は移植直後~ノビエ1.5葉期 但し、移植後30日まで | 500mL/10a | 本剤:1回 ジメタメトリン:2回以内 ブタクロール:2回以内 | 原液湛水散布 |
| 移植水稲 | ミズガヤツリ | 植代後~移植7日前又は移植直後~ノビエ1.5葉期 但し、移植後30日まで | 500mL/10a | 本剤:1回 ジメタメトリン:2回以内 ブタクロール:2回以内 | 原液湛水散布 |
| 移植水稲 | アオミドロ・藻類による表層はく離 | 植代後~移植7日前又は移植直後~ノビエ1.5葉期 但し、移植後30日まで | 500mL/10a | 本剤:1回 ジメタメトリン:2回以内 ブタクロール:2回以内 | 原液湛水散布 |
効果・薬害等の注意
●使用の直前に容器を良く振ってください。
●使用量に合わせ秤量し、使いきってください。
●本剤は雑草の発生前から発生始期に有効なので、ノビエの1.5葉期までに時期を失しないように散布してください。なお、多年生雑草は、生育段階によって効果にフレが出るので、必ず適期に散布するように注意してください。ホタルイ、ミズガヤツリ、ヘラオモダカは発生始期まで、アオミドロ・藻類による表層はく離は発生前が本剤の散布適期です。
●苗の植え付けが均一になるように、整地、代かきはていねいに行い、ワラくずなどの浮遊物はできるだけ取り除いてください。また、未熟有機物を施用した場合は特にていねいに行ってください。
●散布に当たっては、水の出入りを止めて湛水状態のまま本剤を水田全面にゆきわたるように散布し、少なくとも3~4日間は通常の湛水状態(水深3~5cm程度)を保ち、田面を露出させたり、水を切らしたりしないようにしてください。また、散布後7日間は落水、かけ流しはしないでください。
●苗に付着すると軽微な薬害を生じることがあるので、本剤を移植後に散布する場合は水稲になるべくかからないようにしてください。
●下記のような条件では薬害が発生するおそれがあるので使用をさけてください。
〇砂質土壌の水田および漏水の激しい水田(減水深2cm/日以上)
〇軟弱な苗を移植した水田
〇極端な浅植えの水田および植付け不良で根が露出している水田
●蚕に対して影響があるので、周辺の桑葉にはかからないようにしてください。
●本剤の使用に当たっては、使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合や異常気象時は、病害虫防除所等関係機関の指導をうけることが望ましいです。
安全使用上の注意
●人畜に有毒な農薬については、その旨及び解毒方法
ア 農薬使用者に係る注意事項
① 毒性情報
1)吸い込むと有害です。
2)アレルギー性反応のおそれがあります。
② 安全上の注意
1)ミストを吸い込まないでください。
2)換気の良い場所で使用してください。
3)かぶれやすい人は作業せず、施用した作物などに触れないでください。
4)汚れた衣服は脱いでください。
5)作業後は身体を洗い流し、うがいをするとともに衣服を交換してください。
6)作業時の衣服などは他と分けて洗濯してください。
③ 応急処置
1)吸入時は空気の新鮮な所に移し、呼吸しやすい姿勢にし、気分が悪い時は受診してください。
2)皮膚に付着した場合、よく洗い落としてください。皮膚刺激または発疹が生じた場合、直ちに医師の手当を受けてください。
●使用に際して講ずべき被害防止方法
①防護装備
[薬剤調製者]
移植水稲:不浸透性手袋
[散布者]
移植水稲:農薬用マスク、不浸透性手袋、不浸透性防除衣
②その他の被害防止方法
該当なし
魚毒性等
水産動植物(魚類)に影響を及ぼすので、養魚田では使用しないでください。水産動植物(藻類)に影響を及ぼすので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用してください。散布後は水管理に注意してください。散布器具及び容器の洗浄水は、河川等に流さないでください。また空容器、空袋等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理してください。