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製品紹介

いもち病、イネミズゾウムシに効果がある。水稲(箱育苗)の殺虫殺菌剤
日産ビームガゼット粒剤55

  • 分類:殺虫殺菌剤
  • 性状:褐色細粒
  • 登録番号:農林水産省登録第 23255号
  • 人畜毒性:医薬用外劇物
  • 有効成分:カルボスルファン3.0%/トリシクラゾール5.5%
  • 包装:1kg

【特長】

●いもち病に優れた効果を示します。
●イネミズゾウムシとイネドロオイムシに高い効果があります。

【使用方法】

 表は横にスクロールしてご覧頂けます。

適用作物 適用病害虫 使用時期 使用量又は
希釈倍数
使用回数 使用方法
水稲(箱育苗)  いもち病 移植前日~移植当日 育苗箱(30×60×3cm使用土壌約5㍑)1箱当り50g 本剤:1回 カルボスルファン:1回 トリシクラゾール:4回以内(育苗箱への処理は1回以内、本田では3回以内) 育苗箱の上から均一に散布する。
水稲(箱育苗)  イネミズゾウムシ 移植前日~移植当日 育苗箱(30×60×3cm使用土壌約5㍑)1箱当り50g 本剤:1回 カルボスルファン:1回 トリシクラゾール:4回以内(育苗箱への処理は1回以内、本田では3回以内) 育苗箱の上から均一に散布する。
水稲(箱育苗)  イネドロオイムシ 移植前日~移植当日 育苗箱(30×60×3cm使用土壌約5㍑)1箱当り50g 本剤:1回 カルボスルファン:1回 トリシクラゾール:4回以内(育苗箱への処理は1回以内、本田では3回以内) 育苗箱の上から均一に散布する。

効果・薬害等の注意
●本剤を使用した場合には、ベンフラカルブを含む剤を使用しないでください。
●移植当日に使用する場合は、育苗箱の上から均一に散布し、葉に付着した薬剤を払い落とし、軽く散水して田植機にかけて移植してください。
●床土面が乾いている場合は散布後葉に付着した薬剤を払い落とした後軽く散水してください。
●稲苗がぬれている状態での散粒は薬害の原因となるのでさけてください。
●軟弱徒長苗、むれ苗、移植適期をすぎた苗などの場合には薬害を生ずるおそれがあるので使用しないでください。
●本剤処理により時に葉先枯れ、葉の黄化などの薬害を生ずることもあるので、所定の使用量、使用方法を厳守してください。
●処理苗を移植した水田の整地が不均整な場合は、薬害を生じやすいので代かきは丁寧に行い、移植後田面が露出しないように注意してください。移植後は直ちに湛水し、水深2~3 cm 程度に保ち、極端な浅水や深水はさけてください。又深植にならないように注意してください。
●移植後低温が続き苗の活着遅延が予測される場合は使用をさけてください。また移植後極端な高温(30℃以上)が続くと予測される場合も使用をさけてください。
●本田が砂質土壌の水田や、漏水田、未熟堆肥多用田の場合は使用をさけてください。
●使用量に合わせ秤量し、使いきること。空袋等は環境に影響を与えないよう適切に処理してください。
●本剤の使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法などを誤らないように注意し、とくに初めて使用する場合には病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましいです。

安全使用上の注意
●医薬用外劇物。取扱いには十分注意してください。誤って飲み込んだ場合には吐き出させ、直ちに医師の手当を受けさせてください。本剤使用中に身体に異常を感じた場合には直ちに医師の手当を受けてください。
●カルボスルファンによる中毒に対しては動物実験で硫酸アトロピン製剤の投与が有効であると報告されてます。
●本剤は眼に対して刺激性があるので、眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受けてください。
●散布の際は、農業用マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用してください。作業後は手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをしてください。
●かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意してください。

魚毒性等
 水産動植物(魚類)に影響を及ぼすので、本剤を使用した苗は養魚田に移植しないでください。本剤はニジマスに対して特に影響を及ぼすので注意してください。