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製品紹介

ホタルイ、アゼナ等に高い効果の水稲用初期除草剤。
マーシェット1キロ粒剤

  • 分類:除草剤
  • 性状:灰色細粒
  • 登録番号:農林水産省登録第 20826号
  • 人畜毒性:普通物
  • 有効成分:ブタクロール10.0%
  • 包装:1kg

【特長】

●土壌吸着性に優れ、土壌中での移動性も小さいので、長期間雑草の発生を抑えます。
●最近問題化しているホタルイ、アゼナ等に高い効果を示します。
●田植前後(田植同時散布も可能)に散布しておくことにより、余裕をもって一発処理除草剤、中期剤につなぐことができるので、適切な体系防除が可能です。

◆稲発酵粗飼料(WCS)生産・給与マニュアル記載済

【使用方法】

 表は横にスクロールしてご覧頂けます。

適用作物 適用雑草 使用時期 使用量又は
希釈倍数
使用回数 使用方法
移植水稲  水田一年生雑草 移植時 1kg/10a 本剤:1回 ブタクロール:2回以内 田植同時散布機で施用
移植水稲  マツバイ 移植時 1kg/10a 本剤:1回 ブタクロール:2回以内 田植同時散布機で施用
移植水稲  ホタルイ 移植時 1kg/10a 本剤:1回 ブタクロール:2回以内 田植同時散布機で施用
移植水稲  ミズガヤツリ 移植時 1kg/10a 本剤:1回 ブタクロール:2回以内 田植同時散布機で施用
移植水稲  ヘラオモダカ 移植時 1kg/10a 本剤:1回 ブタクロール:2回以内 田植同時散布機で施用
移植水稲  水田一年生雑草 植代後~移植前7日又は移植直後~ノビエ1葉期 ただし、移植後30日まで 1kg/10a 本剤:1回 ブタクロール:2回以内 湛水散布
移植水稲  マツバイ 植代後~移植前7日又は移植直後~ノビエ1葉期 ただし、移植後30日まで 1kg/10a 本剤:1回 ブタクロール:2回以内 湛水散布
移植水稲  ホタルイ 植代後~移植前7日又は移植直後~ノビエ1葉期 ただし、移植後30日まで 1kg/10a 本剤:1回 ブタクロール:2回以内 湛水散布
移植水稲  ミズガヤツリ 植代後~移植前7日又は移植直後~ノビエ1葉期 ただし、移植後30日まで 1kg/10a 本剤:1回 ブタクロール:2回以内 湛水散布
移植水稲  ヘラオモダカ 植代後~移植前7日又は移植直後~ノビエ1葉期 ただし、移植後30日まで 1kg/10a 本剤:1回 ブタクロール:2回以内 湛水散布

効果・薬害等の注意
●使用量に合わせ秤量し、使いきってください。
●雑草の発生前から発生始期に有効なので、ノビエの1葉期までに時期を失しないように散布してください。なお、多年生雑草は発育段階によって効果にフレが出るので、必ず適期に散布するように注意してください。ホタルイ、ミズガヤツリは発生始期まで、ヘラオモダカは発生前が本剤の散布適期です。
●コナギ多発田では効果が劣ることがあるので、早めに使用してください。
●苗の植付が均一になるよう、整地、代かきはていねいに行ってください。
●散布の際は通常の湛水深(3~5cm)でまきむらを生じないように均一に散布し、散布後3~4日はそのままの湛水状態を保ってください。また、散布後7日間は落水、かけ流しはしないでください。
●低温で長期にわたり雑草が発生する地域、代かきから移植までの期間が長い場合においては、移植後に使用する除草剤との体系で使用してください。
●以下の水田では初期生育の抑制を生じるおそれがあるので使用をさけてください。
○砂質土壌の水田及び漏水田(減水深2cm/日以上)
○軟弱徒長苗を移植した水田
○極端な浅植水田
●浅植えや植付精度不良などで根が露出していると、薬害を生じるおそれがあるので注意してください。
●散布数日以内の梅雨明けなどによる異常高温では、初期生育が抑制されるおそれがあるので使用しないでください。
●活着遅延を生じるような異常低温では、初期生育の抑制が生じるおそれがあるので、病害虫防除所等関係機関の指導を受けてください。
●本剤の使用に当たっては、使用量、使用時期、使用方法等を誤らないように注意し、特にはじめて使用する場合には病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましいです。

安全使用上の注意
●本剤は眼に対して刺激性があるので、眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受けてください。
●散布の際は農薬用マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用してください。作業後は直ちに手足、顔などを石けんでよく洗い、洗眼・うがいをするとともに衣服を交換してください。
●作業時に着用していた衣服等は他のものとは分けて洗濯してください。
●かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意してください。

魚毒性等
水産動植物(魚類)に影響を及ぼすので、養魚田では使用しないでください。水産動植物(藻類)に影響を及ぼすので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用してください。散布後は河川、養殖池等に流入しないよう水管理に注意してください。散布器具及び容器の洗浄水は、河川等に流さないでください。また、空容器、空袋等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理してください。