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製品紹介

ばか苗病、いもち病、ごま葉枯病を同時防除。
日産スポルタック乳剤

  • 分類:殺菌剤
  • 性状:淡黄色澄明可乳化油状液体
  • 登録番号:農林水産省登録第 17548号
  • 人畜毒性:普通物
  • 有効成分:プロクロラズ25.0%
  • 包装:20㎖, 100㎖, 500㎖

【特長】

●優れた抗菌力で、イネのばか苗病、いもち病、ごま葉枯病を同時防除します。
●チューリップの重要病害である球根腐敗病を防除します。
●低温時でも安定した消毒効果を示し、他剤の耐性菌にも高い効果があります。
●乳剤なので薬剤の均一性が高く、薬液の調製が容易です。
●種籾への吸着性(浸透性)に優れているので、消毒後は風乾せずに浸種できます。

◆稲発酵粗飼料(WCS)生産・給与マニュアル記載済

【使用方法】

 表は横にスクロールしてご覧頂けます。

適用作物 適用病害虫 使用時期 使用量又は
希釈倍数
使用回数 使用方法
稲  いもち病 浸種前 1000倍 本剤:1回 プロクロラズ:1回 24時間種子浸漬
稲  ばか苗病 浸種前 1000倍 本剤:1回 プロクロラズ:1回 24時間種子浸漬
稲  ごま葉枯病 浸種前 1000倍 本剤:1回 プロクロラズ:1回 24時間種子浸漬
稲  いもち病 浸種前 100倍 本剤:1回 プロクロラズ:1回 10分間種子浸漬
稲  ばか苗病 浸種前 100倍 本剤:1回 プロクロラズ:1回 10分間種子浸漬
稲  ごま葉枯病 浸種前 100倍 本剤:1回 プロクロラズ:1回 10分間種子浸漬
稲  いもち病 浸種前 40倍乾燥種籾1kg当り希釈液30mL 本剤:1回 プロクロラズ:1回 吹き付け処理(種子消毒機使用)又は塗沫処理
稲  ばか苗病 浸種前 40倍乾燥種籾1kg当り希釈液30mL 本剤:1回 プロクロラズ:1回 吹き付け処理(種子消毒機使用)又は塗沫処理
稲  ごま葉枯病 浸種前 40倍乾燥種籾1kg当り希釈液30mL 本剤:1回 プロクロラズ:1回 吹き付け処理(種子消毒機使用)又は塗沫処理
小麦  眼紋病 収穫30日前まで 600倍 本剤:2回以内 プロクロラズ:2回以内 散布
らっきょう  乾腐病 植付前 300倍 本剤:1回 プロクロラズ:1回 30分間種球浸漬
チューリップ  球根腐敗病 植付前 200倍 本剤:1回 プロクロラズ:1回 30分間球根浸漬
チューリップ  球根腐敗病 植付前 100倍 本剤:1回 プロクロラズ:1回 15分間球根浸漬
チューリップ  球根腐敗病 植付前 40倍球根1kg当り希釈液30mL 本剤:1回 プロクロラズ:1回 球根塗沫
アイリス  青かび病 植付前 400倍 本剤:1回 プロクロラズ:- 30分間球根浸漬

効果・薬害等の注意
●使用量に合わせ薬液を調製し、使いきってください。
●種子消毒は浸種前に行い、消毒後は水洗いせずに浸種してください。
●浸漬処理の場合、籾と処理薬液の容量比は1:1以上とし、種籾はサラン網などの粗めの袋を用い、薬液処理時によく揺すって下さい。
●吹付け処理の場合は種子消毒機を使用し、均一に付着させて乾燥してください。また、塗沫処理の場合は適当な容器内で種籾をかくはんしながら、薬液を滴下するなどして、種籾に均一に付着させてください。
●本剤の処理を行った種籾を浸種する場合は次の事項を守ってください。
○籾と水の容量比は1:2とし、停滞水中で浸種してください。
○河川、湖沼、ため池などでは浸種しないでください。
●本剤の処理により、軽度の初期生育遅延を認めることがありますが、その後回復するので通常の管理を継続してください。
●下記のような土を育苗土として用いる場合には、根上りを助長するおそれがあるので播種時に十分潅水し、覆土を十分にして積み重ねによる出芽を行ってください。
○粒子が細かく、しかも水分含量の低い土
○根上りに関する注意事項が明記されているような人口培土。
なお、万一根上りが起きた場合には、直ちに潅水して覆土を落ち着かせ、再覆土を行ってください。
●チューリップの切り花栽培での使用をさけてください。
●本剤は野菜(特に幼苗期)にかかった場合には、生育抑制や縮葉などの薬害を生ずる恐れがあるので、野菜にはかからないように十分注意して散布してください。
●本剤で処理した種子等は食料や動物飼料として用いないでください。
●本剤は自動車、壁などの塗装面、大理石、御影石に散布液がかかると変色する恐れがあるので、散布液がかからないよう注意してください。
●本剤の使用に当たっては、使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合は病害虫防除所等指導機関の指導を受けてください。

安全使用上の注意
●誤飲などのないよう注意してください。
●本剤は眼に対して強い刺激性があるので、散布液調製時には保護眼鏡を着用して薬剤が眼に入らないよう注意してください。眼に入った場合には直ちに十分に水洗し、眼科医の手当を受けてください。
●本剤は皮膚に対して刺激性があるので皮膚に付着しないように注意してください。付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落としてください。
●使用の際は、農薬用マスク、不浸透性手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用してください。作業後は直ちに手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをするとともに衣服を交換してください。
●作業時に着用していた衣服等は他のものとは分けて洗濯してください。
●かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意してください。